はじめに
今日は「感情を手放す」ということについて、お話ししたいと思います。
よく「ネガティブな感情を手放しましょう」と言われることがありますが、
「手放すってどうやって?」「そもそもどう感じていいかもわからない」
そんな声をよく聞きます。
確かに、頭ではわかっていても、実際にやってみようとすると難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
特に「必要のないものは手放せばいい」と言われても、それが何なのか、どう手放せばいいのか、よくわからないという声もよく届きます。
今回はそんな「感情の手放し方」を、できるだけ具体的に、優しく、分かりやすくお伝えしたいと思います。
目次:
- はじめに
- 【ステップ1】感情の存在に気づく —— まずは「自覚する」ことから
- 【ステップ2】感情に名前をつけてみる
- 【ステップ3】感情の背景に目を向ける
- 【ステップ4】感情の役割を理解する
- 【ステップ5】「もう手放してもいい」と自分に許可を出す
- 【ステップ6】手放すための具体的な方法を試してみる
- 最後に —— 焦らず、少しずつ
- あなたの心が、少しでも軽く、あたたかくなりますように。

【ステップ1】感情の存在に気づく —— まずは「自覚する」ことから
感情と向き合う第一歩は、「今、自分の中にどんな感情があるのか」に気づくことです。
それは「考える」のではなく、「感じる」こと。
例えば、こんな場面を思い浮かべてみてください。
何度言ってもケアレスミスをする部下にイライラしたとき。
このとき、体はどう反応していますか?
• 肩や胸、お腹に力が入っていませんか?
• 胃がムカムカしたり、胸がザワザワしたりしませんか?
• もしその感情に色がついていたら、何色だと感じますか?
こうした問いかけを通して、自分の中にある感情をただ「ある」と認めることがとても大切です。
「良い」「悪い」の判断はしなくて大丈夫です。
ただ「ああ、今、自分はこう感じているんだな」と、そっと見てあげるようなイメージです。
【ステップ2】感情に名前をつけてみる
次に、その感情に「名前」をつけてみます。
「怒り」「悲しみ」「不安」「悔しさ」「寂しさ」「焦り」など。
ぴったりの言葉が見つからなくても、「それに近いかな」というくらいで大丈夫。
感情を言葉にすることで、そのエネルギーが少し落ち着いたり、その感情との距離が取れるようになります。
例えば、さっきのイライラの例。
それは「怒り」に近いかもしれませんが、その奥には
• 「自分の時間を大切にしたいのに、それを乱されることへの苛立ち」
• 「自分がかつて指摘された経験を部下に重ねている気持ち」
• 「ちゃんとしないと愛されないと思い込んでいる小さな自分の声」
など、いろんな感情が混ざっているかもしれません。
すぐに明確にしようとせず、「もしかしたらこうかも」と一つひとつ丁寧に見ていくことが大切です。

【ステップ3】感情の背景に目を向ける
次は、その感情がどんな出来事から生まれているのか、背景を見てみましょう。
• いつからそんな気持ちを感じていたのか?
• その時、どんな状況にいたのか?
• 誰かとの関係性で起こったことだったか?
ここで大切なのは、「原因を見つけること」ではなく、その感情が今の状況や過去の体験とどうつながっているかに気づくことです。
感情には必ず、その感情になるだけの理由があります。
それに気づくだけで、心が少しやわらかくなることがあります。

【ステップ4】感情の役割を理解する
ここで少し視点を変えてみましょう。
怒りや悲しみ、不安など、私たちが「ネガティブ」と呼ぶ感情も、実はすべて大切な役割を持っています。
• 怒り → 自分の大切なものを守ろうとするサイン
• 悲しみ → 失ったものを悼む自然な反応
• 不安 → 何かに備えようとしている準備のエネルギー
「こんな感情なんていらない」と否定するのではなく、「教えてくれてありがとう」と感謝してあげると、感情はそっと静かになっていきます。

【ステップ5】「もう手放してもいい」と自分に許可を出す
感情が教えてくれることに気づいたとき、私たちはようやく「もうこの感情を持ち続けなくてもいい」と思えるようになります。
• 「この怒りは、私が本当に大切にしたいものを教えてくれた」
• 「この不安は、私を守ろうとしてくれていた」
そう思えたとき、感情はその役割を終え、そっと去っていく準備を始めます。
手放すことは「無理やり消すこと」ではありません。
「ありがとう。もう大丈夫」と、自分に許可を出してあげることなのです。

【ステップ6】手放すための具体的な方法を試してみる
「手放そう」と思っても難しいときは、実際に身体や心を動かしてみることで、自然と解放が進むことがあります。
いくつかおすすめの方法をご紹介します:
● 呼吸に意識を向ける
ゆっくりと深呼吸を繰り返しながら、「吸うときに感情を感じて、吐くときに手放す」イメージをしてみましょう。
● イメージする
感情を色のついた煙のように思い浮かべ、息を吐くたびにそれが空に消えていくように想像します。
● 書き出す
今感じていることを紙に書き出し、思いっきり気持ちを吐き出してみましょう。
書き終えたら紙を破ったり、燃やすことで「さようなら」を伝えるのもおすすめです。
● 体を動かす
軽く歩いたり、ストレッチしたりすることで、滞った感情のエネルギーが流れやすくなります。
● 瞑想してみる
静かに座り、自分の内側を見つめる時間を取ってみましょう。
感情に巻き込まれず、ただ「そこにある」と見てあげるだけで十分です。
※下記3つの記事も本当の自分を手に入れるのに役立つと思うのでリンクを記載しておきますね!
セルフケアの効果的方法 - 読むだけで心が軽くなる『「愛と調和」学びの森』の通信
→癒されるおすすめ入浴法をご紹介しています。
腸内環境から始まる - 読むだけで心が軽くなる『「愛と調和」学びの森』の通信
→心と体はつながっています。腸からの体を大事にしてみるのはいかがでしょうか?
腸内環境から始まる - 読むだけで心が軽くなる『「愛と調和」学びの森』の通信
→視覚的に見えてて過去のネガティブな気持ちを手放しやすい手放しワークです

最後に —— 焦らず、少しずつ
感情を手放すことは、一回で完璧にできるものではありません。
何度も繰り返し、少しずつ、体感として理解できるようになっていくものです。
だからこそ、うまくできなくても、焦らなくて大丈夫。
まずは、感じることを許すところから。
そして「今のままの自分でも大丈夫」と思える優しい時間を、自分に与えてあげてくださいね。

あなたの心が、少しでも軽く、あたたかくなりますように。
私の経験をもとにした過去のブログもあなたの心の癒しを得る何かのヒントが隠れているかもしれません。
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