はじめに
新幹線に乗って、静かに揺られていたときのこと。
隣の席から聞こえてきた、小さなお子さんの声。
「あっ、富士山!」「ママ、見て見て!」と、元気いっぱいに話すその声に、私は思わず微笑んでいました。
何でもない、よくある風景かもしれません。
けれどその瞬間、胸の奥がじんわり温かくなっていくのを感じたのです。
そして次の瞬間、ある記憶がよみがえりました。
——あの頃の私は、きっと「うるさいな」と感じていただろうな、と。
子供の声が“うるさい”と感じていたあの頃の私
かつて営業職をしていた私は、仕事に追われ、時間に縛られる毎日を過ごしていました。
「やらなきゃ」「間に合わない」「ちゃんとしなきゃ」——
そんな思考でいっぱいで、常に心はせわしなく、まるで呼吸するのも忘れているような感覚。
電車やバスの中で、子どもの大きな声が聞こえると、どうしてもイライラしてしまう。
「静かにしてよ」「あーもううるさい!」
そんなふうに思っていた自分が、確かにいました。
今振り返れば、それは心の余裕のなさの表れだったのだと思います。
当時の私は、自分のことで精一杯で、他者の存在すら受け入れられるだけの“スペース”が心に残っていなかったのです。
目次:

怒りは、心からの「助けて」だった
人は心に余裕がなくなると、小さな刺激にも過敏になります。
それはまるで、自分を守ろうとする心の防衛反応のようなもの。
「うるさい」と感じるのも、怒りや苛立ちを覚えるのも、実は心が疲れているサインかもしれません。
心の余白があるときは、同じ出来事でも穏やかに受け取ることができます。
でも、余白がないと、些細なことがトゲのように感じられてしまう。
その頃の私は、自分を癒す時間も、自分の声に耳を傾ける余裕もありませんでした。
心のニーズ——安心感、理解、休息、つながり——が、すっかり満たされないままだったのです。

子どもの声に、ほっと心がゆるむ今の私
でも、今日。
あの子どもの声に癒され、微笑んでいる自分がいる。
そのことに気づいたとき、なんだかほんわかとした気持ちになりました。
ああ、私、心に余白ができてきたんだなぁって。
少しずつ、でも確かに、心に余裕が戻ってきているんだなって。
今の私は、かつての自分よりも「今ここ」にいられるようになりました。
誰かの声や、目の前の風景に、静かに心を開けるようになった。
それは、小さな奇跡のような変化です。

自分の変化に気づけた、移動の時間
新幹線の車窓から流れる景色を眺めながら、私は静かに思いました。
忙しさの中にいたあの頃の私も、ちゃんと生きていた。
そして、ようやくこうして、心を取り戻せた今の私も、やっぱり大切な私。
新幹線は、ただ場所を移動するだけでなく、
自分の内面にも静かに触れさせてくれる時間です。
動く車内で、流れる景色の中で、ふと立ち止まるように——
私は、自分の心の声にそっと耳を澄ませることができました。

忙しさの中にいるあなたへ
もし今、誰かの声にイライラしてしまう自分がいたとしても、そんな自分を責めないでほしいと思います。
それは心の余裕がなくなっているサインかもしれません。
そんなときこそ、ほんの少しだけ立ち止まって、深呼吸してみてください。
心の中にある「疲れているよ」「助けて」の声に、耳を傾けてみてください。
きっといつか、今日の私のように——
子どもの声に癒され、穏やかに微笑む自分に出会える日が来るはずです。
この記事が、誰かの心の余白を取り戻すきっかけになればうれしいです。
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それでは、今日も「愛と感謝と調和」のもと生きとし生ける全てのものが心穏やかで幸せでありますように!
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