はじめに
東京から福岡へ移動するとき、以前の私はいつも飛行機を選んでいました。
時間も短く、費用も比較的安い。子どもが小さかった頃は、できるだけ早く目的地に着くことが最優先だったからです。
でも、あるときから新幹線に変わりました。
理由は、子どもたちが電磁波に敏感になったこと。飛行機を使うたびに体調を崩すようになったからです。
そして今では、車でゆっくりと移動することが増えました。
時間に余裕ができたこともあり、途中で温泉に立ち寄ったり、道の駅で旬の野菜を買ったりと、小さな旅を楽しんでいます。
「どの手段が早いか」「どれが安いか」ではなく、「どの道を通るか」「どんな時間を過ごしたいか」が、選択の基準になってきた気がしています。

意思決定には、たくさんの“軸”がある
日々の暮らしの中で、私たちは無数の判断をしています。
そしてそのたびに、意識しているかどうかに関わらず、いくつかの“判断軸”を使って物事を決めています。
たとえば──
• 時間軸:いつまでに必要か、どれくらいの時間がかかるか
• お金軸:コストやリターンはどうか、損得はあるか
• リスク軸:どれくらいの危険を伴うか、失敗したときの代償は?
• ステークホルダー軸:誰に影響があるか、誰を優先するか
• 緊急度・重要度軸:急ぐべきか、放っておいていいか
• 実現可能性軸:本当にできるか、今の状態で動けるか
• 価値観・理念軸:自分や組織の信念に沿っているか
• プロセス軸:どんな道のりで進めたいか、進めるべきか
この中で、私が以前特に重視していたのは「時間」と「お金」の軸でした。
でも今では、「プロセス」の軸がとても大切な判断基準になっています。
時間軸・お金軸・プロセス軸、それぞれの使いどころ
◎時間軸
短期的な成果が必要なときに役立ちます。
納期のある仕事や、緊急性の高い対応などではとても重要。
反対に、長期的な目標(キャリア形成、教育、資産運用など)では、時間をかけてじっくり考える軸にもなります。
◎お金軸
費用対効果や投資判断の場面で重要です。
コストを抑えたいとき、リターンを最大化したいとき、リスクを最小限にしたいときなどに役立ちます。
ただし、お金だけで判断すると、心が納得しない場面もあるかもしれません。
◎プロセス軸
「どうやってやるか」「どんなふうに進めたいか」を重視する軸です。
効率よりも、納得感や丁寧さ、公平性を大事にしたいときに有効です。
一見まわり道に見える選択も、心にとっては最短ルートになることもあります。
空海の思想から学ぶ「プロセスの尊さ」
この「プロセスを大切にする」という考え方は、真言宗を開いた空海の教えにも色濃く表れています。
三密加持(さんみつかじ)
身(身体の動作)、口(言葉・真言)、意(心の観想)を一致させることで、仏と一体になるという修行法。
これは単なる「結果」ではなく、「そのために整える身体・言葉・心のプロセス」が重視されていたことを示しています。
十住心論(じゅうじゅうしんろん)
人間の心が煩悩から悟りへと進化していく10段階を示した空海の著作。
「いきなり悟りに達する」のではなく、「段階を経て成長していく」ことの重要性が説かれています。
曼荼羅(まんだら)
仏の世界を象徴する曼荼羅は、悟りへの“地図”とも言われます。
観想すること自体が修行であり、そこに至る道筋=プロセスを大切にしていた証でもあります。
一日生きることは一生生きること
空海の言葉として伝えられるこの教えは、「日々の一瞬一瞬が積み重なって人生になる」ことを示唆しています。
毎日の行動や意識の向け方が、人生そのものをつくっていく──そんな考え方です。
結果だけじゃない。どんな道を歩くか
どんな選択も、ゴールにたどり着くためだけにあるのではなく、
その途中で感じたこと、気づいたこと、誰かと交わした会話もまた、大切な“意味”になります。
時間軸やお金軸を否定するわけではありません。
けれどそこに、「プロセス軸」という視点が加わることで、選べる道はもっとやさしく、豊かになると私は思うのです。
何かに迷ったときこそ、自分がどの軸で判断しようとしているのかを見つめてみる。
そのひとつひとつが、未来の「自分らしさ」をつくっていくのかもしれません。
📖 noteで感情を紐解くワークもやってます
感情と向き合う7日間ワークは、
noteで引き続き公開・更新しています。
もしまた、心と静かに向き合いたくなったら
ぜひ、あなたのペースで戻ってきてくださいね。
👉 noteの記事はこちら
それでは今日も、「愛と感謝と調和」のもと
あなたの心が、やさしく満たされるひとときでありますように。
生きとし生けるすべてのものが、
心穏やかで、しあわせでありますように。
本日もこのブログを訪れてくださり、
ほんとうにありがとうございます。
この場所は、自分自身の心と
ゆっくり向き合うために生まれた、静かな記録です。
少し前までのわたしは、
自分の気持ちがうまくわからず、
ずっと生きづらさを感じていました。
けれど、感情を一つずつ見つめていく中で、
すこしずつ、自分自身と仲直りできるようになってきた気がします。
もしもいま、同じように
「自分の気持ちがわからない」
「心が疲れてしまった」
そんなふうに感じている方がいたら──
この場所のことばが、
少しでも、やさしい風のように届きますように。
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あなたが、あなたを生きること。
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またいつでも、戻ってきてくださいね。