ゆきよちゃん|心の縄をほどく専門家からの手紙

ほどく、ゆるむ、自分に還る。 空海の智慧とともに綴る、あなたの心を自由にするメッセージ

東京で咳が止まらなくなった息子 ──田舎に移住して気づいた、自然と「波動」のこと

「風邪じゃないのに、咳が止まらないんです」

東京に帰ると息子は咳がひどく、夜中も何度も咳き込んで眠れない日々が続いていました。

いくつかの小児科を回りましたが、原因は特定されず。

「アレルギーかもしれないですね」「咳喘息の可能性もあります」

そんなふうに言われながら、薬を飲み続ける毎日。

それでも、良くなる気配はありませんでした。

ある日、お医者さんに言われたんです。

「東京という場所そのものが、合っていないのかもしれませんよ」

最初は耳を疑いました。でも、どこか納得している自分もいたのです。

息ができないほど夜中に咳き込む息子を見ては、涙が出そうになる日もありました。

時間があるからできること

ちょうど前職を退職して少し時間ができたこともあり、思いきって実家の近くの自然の多い田舎へと自宅はまだ東京に残しつつプチ移住しました。

その頃にはもう、「このままじゃ、息子が呼吸できなくなってしまう」と、本気で思っていたからです。


咳が止まらないときに考えられること

風邪でもなく、検査でも原因が見つからないのに咳が続く。

同じように「なかなか咳が治らない…」と悩んでいる方の参考になればと、東京での経験をもとに、思い当たることをまとめてみました。

1. アレルギーや咳喘息の影響

東京では、花粉、PM2.5、黄砂、ハウスダストなど、空気中にアレルゲンが多く含まれています。

咳だけが長引く場合、「咳喘息(せきぜんそく)」という診断がつくこともあります。
これは風邪とは違い、気道の過敏さや軽い炎症によって咳が続くものです。

2. 大気汚染の影響

排気ガスや光化学スモッグ、PM2.5など、目には見えないけれど確実に呼吸器に影響を与える物質もあります。

都会では、こうした物質を避けて生活するのが難しいのが現実です。

3. ストレスや心因性の咳

子どもでも、ストレスを感じれば自律神経が乱れ、呼吸や咳に影響が出ることがあります。

心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)」といって、身体に異常がないのに咳が続くケースも。

東京での息子は、気づかぬうちに多くの刺激とプレッシャーにさらされていたのかもしれません。


受診が必要なサインとは?

もし、次のような症状があるなら、自己判断せず早めに医療機関へ。

特に、呼吸器内科やアレルギー科の専門医にかかると安心なのではないかなぁと思います。

  • 咳が3週間以上続く
  • 夜間・早朝に咳がひどくなる
  • 胸焼け、喉の違和感、痰のからみがある
  • ゼーゼー・ヒューヒューといった呼吸音がする
  • 呼吸が苦しい、息苦しいと感じる

咳は「ただの風邪」と思われがちですが、放っておくと症状が慢性化したり、別の病気に移行することもあります。


自然に触れることで、息子が変わった

東京を離れ、田舎での暮らしを始めてみると──
あれほど止まらなかった息子の咳が、少しずつ減っていったのです。

目に見える改善ではありましたが、わたしの中ではそれ以上に、

「空気の質」「音の少なさ」「光の柔らかさ」といった、

“環境の違い”そのものが大きく感じられました。

この変化を、どう説明したらいいんだろう?
そう思っていたとき、わたしは「波動」という言葉を思い出したのです。


波動と自然──からだとこころが整う場所

■ 科学的に見た「波動」

波動とは、光や音、振動など、エネルギーの伝わり方を表す言葉。

自然の中では、鳥の声や風の音、木漏れ日といった優しい波動が、わたしたちの五感を包んでくれます。

たとえば、森林浴がリラックスを促すのは、
木が発する「フィトンチッド」という成分が心身に作用するから。

科学的にも、自然のエネルギーが身体に良い影響を与えることは証明されています。

■ 感覚的な視点から見ると

一方で、「波動」という言葉は、見えないエネルギーや意識の質として語られることもあります。

森や海、山などの自然は、人工的な場所とはちがう調和のとれたエネルギーを持っていて、
人間の中にある乱れた波動を整えてくれると考えられています。

わたし自身、東京でがんばりすぎていた心が、自然の中でやさしくほどけていく感覚を味わいました。

息子も、言葉にはしないけれど、身体が自然に呼吸を取り戻していったようでした。

今、咳に悩む誰かへ

もしも、あなたやお子さんが「原因のわからない咳」に悩んでいたら。
もしかすると、それは身体からの小さなサインかもしれません。

  • 合わない空気
  • 過剰な刺激
  • 無意識のストレス

それらに気づくことが、回復のきっかけになることもあります。

いきなり田舎に引っ越すのは、ちょっと勇気がいることかもしれません。

でも、まずは週末だけでも自然の中で過してみると身体が感じる変化があるかもしれません。

ただ深呼吸するだけで、からだも心も、少しほっとするはずだから。


自然にふれることで、息子は少しずつ咳を手放し、
わたしも「頑張らなきゃ」と思い詰めていた心をゆるめることができました。

きっと私たちは、

本来持っていた「自然な呼吸」や「自然なリズム」を、自然の中で思い出そうとしているのかもしれません。