はじめに|ただのリノベでは終わらなかった
「この家で、新しい暮らしを始めよう」
そう決めたとき、私は空き家リノベを「家族の住まいづくり」としか考えていなかった。
でも、作業を重ねていくうちに、ふと湧いてきた想いがある。
“この場所が、誰かの心がホッとするような場所になったらいいな”
井戸水ポンプの交換、シロアリ処理、床の張り替え、壁紙の撤去…
家のあちこちと向き合う日々は、いつしか“自分の心との対話”になっていた。
- はじめに|ただのリノベでは終わらなかった
- 1|片づけながら、心の中の“重たいもの”も出ていく
- 2|見て見ぬふりをしていた“痛み”に触れた瞬間
- 3|リノベは“瞑想”だった。静かに、黙々と。
- 4|「ママ、ここ絶対きれいになるよ」
- 5|“暮らし”は、心を映す鏡だった
- まとめ|まだ途中、でも今のこの家が好きだと思えた
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1|片づけながら、心の中の“重たいもの”も出ていく
初めに取り組んだのは、粗大ゴミの片付け。
本畳、壊れた座卓、灯油ヒーター…
父の車や私の車に積んで、八女のゴミ焼却場まで運ぶ作業。
粗大ゴミは思ったよりたくさんあって、チリツモながら片付ける費用もすごいことに…。
何度もめげそうになりながら、自分と向き合う。
重たいものを運び出すたびに、自分の内側の何かも一緒に剥がれていくような感覚があった。
外に出した家具を見て、「よくここまで一人で…」と声をかけてくれた近所のお兄さん。
その一言に、私はふと涙が出そうになった。
2|見て見ぬふりをしていた“痛み”に触れた瞬間
畳を剥がした床下には、大量のシロアリのフン。
壁紙を剥がしたキッチンのキャビネットの奥からは、強烈なアンモニア臭。
たぶんネズミのおしっこだと思う。
見なかったことにできたら、どんなに楽だろう。
でも、
「私がここに住むって決めたんだ」
そう思った瞬間、自然と心が動いた。
乳剤処理、ホウ酸散布、漆喰の塗装──
逃げたい気持ちもあるけど、逃げられない。
3|リノベは“瞑想”だった。静かに、黙々と。
重たい本畳をあげると異臭と大量の虫の糞。
掘りごたつの下は湿気が溜まりやすいようで、床がブカブカ。
プロ用の乳剤を水で希釈して、百均のブラシ付きペットボトルで塗布。
床に這いつくばっての作業。
昼、静かな山の空気の中で掃除をする。
夜、疲れ切った体を子どもたちの笑い声が癒してくれる。
無心で作業する時間は、まるで瞑想のようだった。
「がんばらなきゃ」ではなく、「ただ、目の前の一つを整える」
その繰り返し。
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4|「ママ、ここ絶対きれいになるよ」
子どもたちが何度もそう言ってくれた。
私が転倒して尾てい骨を打った日も、
ご飯を作ってくれて、
「今日はおかゆにしようか?」 と笑ってくれた。
この子たちと一緒に、この空き家と向き合えていることが、何よりの希望だった。
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5|“暮らし”は、心を映す鏡だった
不思議と、
心が整わない日は作業も進まない。
逆に、体が動く日は、気持ちが澄んでいる。
“家”と“心”って、こんなにも連動しているんだ。
床の上の埃を拭き取るたびに、
自分の中のモヤモヤも一緒に薄くなっていった気がする。
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まとめ|まだ途中、でも今のこの家が好きだと思えた
この家は、まだまだボロボロ。
完成は遠いし、お金も体力もギリギリ。
でも、
今この家やこの環境が「好き」と思えていることが何よりのギフト。
いつかきっと、
ここが誰かにとっての「心の避難所」になるように。
そのためにも、今日も一つ、整えていこう。
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それでは今日も、「愛と感謝と調和」のもと ご縁ある方の全ての方が心穏やかで、しあわせでありますように。
本日もこのブログを訪れてくださり、 ほんとうにありがとうございます。
この場所は、自分自身の心と ゆっくり向き合うために生まれた、静かな記録です。
少し前までのわたしは、 自分の気持ちがうまくわからず、 ずっと生きづらさを感じていました。
けれど、感情を一つずつ見つめていく中で、 すこしずつ、自分自身と仲直りできるようになってきた気がします。
もしもいま、同じように 「自分の気持ちがわからない」 「心が疲れてしまった」
そんなふうに感じている方がいたら── この場所のことばが、 少しでも、やさしい風のように届きますように。
わたしがわたしを生きること。
あなたが、あなたを生きること。
そのどちらも、きっと、大切なひとつの光です。