はじめに
こんにちは。 星野の山の小さな家から、この手紙を書いています🌿
昨日、少し不思議で、 そして胸の奥に静かな気づきを残す出来事がありました。 今日はそのことを、あなたにそっと届けたいと思います。

👴 おじさんが泊まりに来た夜に
昨日、おじさんが家に泊まりに来ました。
「片付けを手伝うよ」と言ってくれていたので、 わたしも子どもたちも、少しだけ楽しみにしていたんです。
でも、お酒が入ったおじさんは、家の片付けや生活のことに次々ときびしい言葉を重ねてきて、気づけば、わたしの中の“昔の記憶”がそっと開きはじめました。
「もっとちゃんとしなさい」 「どうしてこんなにできないんだ」
子どものころ、大人の “常識” を押しつけられたあの感じ。
胃の奥がキュッとしぼむような、 懐かしい“痛み”が、朝目覚めたときまで静かに残っていました。
👦実はいちばん強かったのは、子どもたちだった
でもね。 昨日いちばん落ち着いていたのは、わたしではありませんでした。
今朝、娘が 「おじさんも一人暮らしで、寂しいんだと思うよ」 と、わたしにそっと言ってくれたんです。
息子は、場の空気を読みながら 必要なときにライトをつけたり、玄関の鍵をさりげなく守ったりして、わたしたちの“安心スペース”をつくってくれていました。
わたしが言葉を飲み込んでいるあいだ、 子どもたちは大人の言葉に飲まれることなく、 自分の境界線を静かに守っていた。
ああ、 わたしはこの子たちに守られているんだ──
そう気づいた瞬間、胸の奥にふわりと灯りがともりました。
🤗わたしたちの「ゆっくり」は、間違っていない
わたしたちの暮らしは、急がなくていい暮らしです。
漆喰は、晴れた日にしか塗れません。 柿渋も、乾きやすい日を選ばないといけません。 山の地形で、日が短いことだってある。
家は、わたしたちのペースを理解してくれています。 だから“遅い”ように見えても、それでいい。
急かされるたびに胃が痛くなるのは、 わたしが弱いからではなくて、
「自分のリズムを守ること」が今のわたしにとって大切だから。
家とも、自分とも、 ゆっくり対話しながら進めていく。
それが、わたしたちの暮らしのリズム。
👏境界線は、冷たさではなく“やさしさ”でできている
おじさんは悪い人ではありません。 彼の中の不安や焦りが、そのまま言葉になって わたしたちにぶつかってきただけ。
でも、子どもたちは昨日、 わたしにとって大切なことを教えてくれました。
「相手の感情を全部受け取る必要はない」
距離を置くことは、冷たさじゃなくて わたしの命を守るための、やさしい境界線。
その境界線を自然に引いた子どもたちが、 わたしは誇らしくて仕方がありません。
💛 今日のわたしの気づき
今日、胸にまだ少しざわつきは残っているけれど、 その奥であたたかく灯り続ける感覚があるんです。
それは──
「わたしたちは、このままで大丈夫」
という感覚。
外野の声よりも、 わたしと、子どもたちと、家の声を聞いていたい。
ゆっくりでいい。 少しずつでいい。
整えていくのは、わたしたち自身だから。
今日も、あなたの心に やさしい風がそっと吹きますように🌿