ゆきよちゃん|心の縄をほどく専門家からの手紙

ほどく、ゆるむ、自分に還る。 空海の智慧とともに綴る、あなたの心を自由にするメッセージ

自分に嘘をつけなくなったとき ——第5階層:真実を語る愛|魂との会話シリーズ Day5

はじめに:その「違和感」は、間違いじゃない

最近、
「ちゃんとやろう」と思えば思うほど、
心や体がついてこなくなることはありませんか。

社会の中で求められる役割。
母として、住民として、ちゃんとした大人として。

それらをこなそうとするほど、
なぜか息が浅くなっていく——。

もし、そんな感覚を抱えているなら。
それは怠けでも、逃げでもありません。

あなたの内側が、もう嘘をつけなくなったサインなのかもしれません。

今日は、
「自分に嘘をつけなくなったときに起こる変化」と
第5階層──“真実を語る愛”について、
私自身の体験を通して綴ってみます。

「正しさ」に合わせようとした、あの日の私

移住して、PTAの役員を引き受けました。

どこかで
「郷に入っては郷に従わなければ」
そんな、昔の自分の癖が顔を出していたのだと思います。

けれど、現実の私はというと——
役員会のLINEを未読のまま閉じ、
ストーブの前で、子どもたちとお茶を淹れている。

そんな時間を選んでいました。

以前の私なら、
きっと自分を責めていたと思います。

「無責任だ」
「迷惑をかけている」

外側の正しさの声に、
心を締めつけられていたかもしれません。

でも今は、はっきりわかるのです。

無理をして会議へ行くことは、
私にとって大きな“不調和”だった
ということを。


命を守るという、静かな優先順位

我が家は、ひとり親。
山の中の、ポツンと一軒家で暮らしています。

子どもたちは不登校という選択をし、
とても繊細な感性を持っています。

凍える夜。
不安を抱えた子どもたちを家に残し、
会議室へ向かう自分の姿を想像したとき。

それは、今の私には選べない道でした。

「ちゃんとした母親」という型に
自分を無理やり押し込むために、

目の前にある命の安心を後回しにする。

それは、
私が大切にしたい“愛の形”ではなかったのです。


「合わない場所がある」——娘のひと言

ある日、娘がこんなふうに言いました。

「ママ、PTA行かなくて正解だよ。
だってママが行ったら、その組織、壊れちゃうもん」

冗談めかした言葉でしたが、
私はその瞬間、深く救われました。

すべての仕組みが悪いわけではない。
ただ、今の私には合わない場所がある

それだけのことなのだと、
腑に落ちたのです。

無理に馴染もうとすれば、
きっと私は、自分自身を壊してしまう。

私は何かを否定するために欠席しているのではなく、
壊してはいけない「内側の調和」を守るために、
そこにいないことを選んでいる

そう思えるようになりました。


第5階層の学び:自分に嘘をつかない

「真実を語る愛」とは、
声を大にして主張することではありません。

むしろ、
とても静かで、誠実な在り方です。

  • 世間の物差しより、自分の感覚を信じる
  • 「できない」を正直に認める
  • 合わない場所から、そっと降りる

それは勇気のいる選択ですが、
自分に嘘をつかないと決めた人から、
世界は静かに変わり始めます。


おわりに:自分の真実に、降伏する

もし今あなたが、

「やらなければいけないこと」と
「心が拒否していること」の間で
引き裂かれそうになっているなら。

どうか、その違和感を無視しないでください。

あなたが馴染めないのは、
弱いからでも、間違っているからでもなく、

その場所が、もうあなたの心のサイズに
合わなくなっただけ
なのかもしれません。

第5階層の学びは、
自分の真実に、静かに降伏すること。

そうしたとき、世界は思っていたよりも、
ずっとやさしく、自由な場所になります。


追記:葛藤の中にいるお母さんへ

もしあなたが今、

「子どものために頑張らなきゃ」
「ちゃんとできない私はダメ」

そんな言葉で自分を責めているなら。

その苦しさは、
あなたの中の「大切にしたいもの」が
ちゃんと息をしている証です。

一人で抱え込まなくていい。
正解を急がなくていい。

まずは、
あなた自身が静かに呼吸できる場所を、
守ってあげてください。

そこから始まる愛も、
確かに存在しています。


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※この記事はNoteの記事をリライトしたものです。 魂のシリーズ最初記事はこちら