ゆきよちゃん|心の縄をほどく専門家からの手紙

ほどく、ゆるむ、自分に還る。 空海の智慧とともに綴る、あなたの心を自由にするメッセージ

月9万円の「安心」という名の鎖 ——社会保険と豊かさの計算式を、自分の手に取り戻す——|魂との会話シリーズ Day6

はじめに|真剣に探したからこそ見えた違和感

移住してからの数ヶ月、
私は自分でも驚くほど「真面目な求職者」でした。

ハローワークへ通い、
深夜までパソコンに向かい、
「安定した仕事」を探し続ける日々。

ひとり親なんだから、しっかりしなきゃ。
子どもたちのために、安定した収入を得なきゃ。

そんな社会の“正しさ”を、
何度も自分に言い聞かせていました。

けれど——
探せば探すほど、心は少しずつ冷えていったのです。

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並ぶ求人と、見えないコスト

目の前に並ぶのは、

  • 片道1時間の通勤
  • 月給16〜19万円
  • フルタイム勤務

一見すると「普通で安定」した条件。

でも、その数字の裏に、
あまりにも大きな「目に見えないコスト」があることに
私は気づいてしまいました。


年間100万円と引き換えの「守り」

ある日、源泉徴収票を眺めていて、
言葉を失いました。

社会保険料や税金などの控除額。
年間で、約100万円。

月にすると、およそ9万円。
住民税を含めれば、
「手元に届く前に消えていくお金」はさらに増えます。

それらはすべて、

  • 将来の安心
  • 万が一のための備え

という名前がついていました。

ハローワークの担当者さんは言いました。

「社会保険のある会社に入れば、
雇用保険で守られますよ」

確かに、それは事実です。

でも私は、過去の経験を思い出しました。


実際に戻ってきた「安心」の金額

以前、会社を辞めたときに受け取れた
雇用保険給付。

月19万円ほどを、約3ヶ月。
合計で、60万円前後でした。

私の場合、

  • 年間100万円以上を支払い
  • 戻ってきたのは、その半分ほど

しかも、退職後も
前年収入を基準にした社会保険料や税金の支払いは続きます。

その数字を前に、
胸の奥に静かな疑問が浮かびました。

「これって、本当に安心なんだろうか?」


月16万円のために、差し出すもの

もし無理をして、
月16万円の仕事を選んだら。

  • 往復2時間の通勤
  • 月40時間以上の移動時間
  • 心の余白の消失

そして何より、
不登校を選んだ子どもたちの「今」に
寄り添う時間。

それらを差し出して、
手元に残るのは、わずかな生活費です。

その交換条件を見たとき、
私ははっきりと気づきました。

これは
「生きるために働く」選択なのか。
それとも
「働くために生きる」状態なのか。

「安心」という言葉に預けすぎて、
人生の主導権を
いつの間にか手放していた。

そんな感覚が、
静かにほどけていった瞬間でした。


同じお金でも、まったく違う温度

そして、もうひとつ大切な気づきがありました。

同じ「お金」でも、
セッションで受け取るお金は、
まったく違う温度を持っているということ。

そこには、

  • 誰かが本来の自分に戻っていく瞬間
  • 光を取り戻していく姿
  • 「ひとりじゃなかった」と感じ合える時間

があります。

それは、
奪い合いではなく、分かち合い。

私は今、
そんな循環の中で流れるお金を
選びたいと思っています。


おわりに|人生の主権を取り戻す

今の私は、
職業訓練校に通いながら、
月10万円の給付金の範囲で暮らしています。

過去の収入を基準にした
社会保険料(月約4.6万円)や、
定期的な税金の支払いもあります。

数字だけ見れば、
「不安定」に見えるかもしれません。

でも、私は今、はっきり言えます。

月9万円を払い続けて
「いつかの安心」を買っていた頃よりも、

月10万円で
「今」の子どもたちと笑い、
ストーブの火を眺めている今のほうが、
ずっと豊かで、自由です。

職業訓練校が終わる2月20日。

それは、
社会の仕組みに合わせ続ける生き方から、
自分の感覚で選び直す人生
踏み出す日なのだと思っています。

誰かに守ってもらうために
高額な手数料を払い続ける生き方ではなく、

自分で自分を守り、
自分の庭に幸せの種を植える生き方を。

私は、そちらを選びます。


併せて読みたい記事

  • 魂との会話シリーズ Day5
     愛のある選択は、誰のためのもの?

  • 魂との会話シリーズ Day1
     魂の課題について

※この記事はNoteの記事をリライトしたものです。 魂のシリーズ最初記事はこちら