ゆきよちゃん|心の縄をほどく専門家からの手紙

ほどく、ゆるむ、自分に還る。 空海の智慧とともに綴る、あなたの心を自由にするメッセージ

#30 空海が語る「縁生は幻化」──幻のように過ぎていく夜、それでも家はあたたかい|空海の教えとともに

はじめに ── 今夜という時間

人生のすべての出来事は、自分の心が映し出した世界。

こんにちは。
心の紐をやさしくほどくお手伝いをしている
ゆきよちゃん(城後幸代)です 🌿

今夜は、ただの夜の話。

でもその中に、
空海の言葉が静かに重なりました。


🌿 今日のことば

夫れ三界の縁生は幻化のごとくに留まらず。
四生の因起は電泡のごとくに即ち滅す。
『遍照発揮性霊集』巻第八

この世の出来事は、
幻のようにとどまらない。

命も、感情も、状況も、
稲妻や泡のように

生まれては消えていく。

空海は、無常を嘆いたのではなく、
「だからこそ今を観よ」と
示しているように感じます。


🌿 夜中12時の家

ナルトが流れている。

娘は歌い、
息子は掃除をすると言いながら床を水浸しにし、
ズボンはびちゃびちゃ。

「そのまま寝るな」と言うと、
「服持ってきて〜」と返ってくる。

服を持っていく。
着替える。

水はちゃんと拭いた。
バケツの水も、結局わたしが捨てた。

それで終わり。

怒りも、説教も、持ち越しもない。

水は乾く。
ズボンも乾く。

出来事は、通り過ぎる。


🌿 ミントの匂い

娘はミントが苦手。

息子は花粉症が落ち着くと言って、
アルコールとみかんの皮とミントの精油で
手作りスプレーを作り、あちこちにまく。

「ほんと性格悪いよねw」

そう言いながら、みんな笑っている。

同じ匂いでも、

・息子には救い
・娘には刺激

出来事は中立。

意味づけが、世界をつくる。

でも今夜は、重くならない。

それもまた、泡のようなもの。


🌿 「ここはどこだ!」

父が泊まりに来ていた。

夜中、うなされながら
「ここはどこだ!」と叫ぶ。

娘が「大丈夫?」と声をかけると、
夢の中では娘が貞子だったらしい。

尻餅をついたという。

みんな爆笑。

怖さも、恥ずかしさも、
一瞬で笑いに変わる。

電泡のように、生まれて消える。


🌿 母の生き方と、わたしの生き方

母はよく言っていた。

7LDKの新築の家に住みながら、
「わたしはホームレスだ」と。

いつも不足を見ていた。

子どもの頃のわたしは、
どうやったら母を幸せにできるかを考えていた。

でも今は違う。

誰の幸せも背負っていない。

言いたいことは本人に言う。
愚痴は言わない。
溜めない。
横流ししない。

だから軽い。

母は母。
わたしはわたし。

それだけ。


🌿 幻のように消えていく

この夜も、
きっとすぐに過去になる。

歌は終わる。
笑い声は静まる。
匂いも消える。

でも今は、たしかにあった。

完璧じゃない。
整ってもいない。

それでも、家はあたたかい。


🌿 むすび ── だから、今を感じる

空海は言います。

三界の縁生は、幻化のごとし。

だからこそ、

今ここをちゃんと感じる。

水浸しも、
ミントの匂いも、
「ここはどこだ!」も。

全部、電泡。

留まらないから、
重くならない。

幻のように過ぎていく夜の中で、

今夜は、ちゃんと豊かだった。

それで、いい 🌿


🌿 noteで、もう少し静かに

日常の中で感じたことや、
心の奥にあるやわらかな気づきを、
noteでも綴っています。

少し立ち止まりたいときに、
そっと開いてもらえたら嬉しいです🌿


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