あなたは、自分自身を心から愛していると言えますか?
朝、鏡を見たとき、「自分は十分だ」と思えるでしょうか?
心に自己否定の感情を抱える瞬間は、誰にでもあるかもしれません。でも、本来の自分と一致することで、その重さを軽やかにすることができるのです。
かつての私は、自分を許すことができず、自己否定の中で生きていました。
広報の仕事をしていたにもかかわらず、誤字脱字が多く、おっちょこちょいな性格。周囲に迷惑をかけるばかりで、「気をつけなさい」と周りから教えてもらうたびに、自分でもダメな自分に落ち込む日々を送っていました。
けれど、ある日「自分を愛して、許す」と決めた瞬間、不思議な変化が起こり始めたのです。
- あなたは、自分自身を心から愛していると言えますか?
- 1.自己否定のループにはまった日々
- 2.気づきの瞬間——
- 3.本来の自分との一致——許すことで変わる世界
- 4.あなたへ——「愛して、許す」と決めてみる

1.自己否定のループにはまった日々
当時、私はキッチンカーのプラットフォームを運営する小さなベンチャー企業で広報をしていました。
キッチンカー業界は、まだまだ「お祭りの屋台」というイメージが強く、業界全体のイメージアップが課題でした。私は、「広報の力でキッチンカーの可能性を広げたい!」と意気込んでいました。
そんなある日、一生懸命作成したプレスリリースを公開した直後に、元役員から一言。
「バリエーションの桁、間違ってるよ。」
心臓がギュッと締め付けられるような感覚。
「なんでこんなミスをするんだろう…」「私はダメな人間だ…」と自分を責める気持ちが止まりませんでした。
そのミス以降、どんどん自信を失い、社内のチャットでさえ誤字脱字が多すぎて、自分でも何を書いたかわからない有様でした。
今思えば、心に余裕がなく、「できない自分」という考えに囚われていたのです。

2.気づきの瞬間——
「無価値」という「こうあるべき」という思い込みに縛られ、「できない自分」を責め続けていた私。
けれど、ある日気づいたのです。
「私は『無価値』というフィルターを通して世界を見ている。」
この気づきはまるで、長い間かかっていた曇りガラスがふっと晴れたような感覚でした。
そして、「人生は自分が作り出した幻想だ」という言葉が腑に落ちた瞬間、心の重さが軽くなったのです。
そこから、「できない自分も、全部愛そう」と決めました。
「誤字脱字をする私も、私自身の一部。それでいいじゃない」と認めることが、解放の第一歩になりました。

3.本来の自分との一致——許すことで変わる世界
自分を許したことで、不思議な変化が起こり始めました。
職場の空気が柔らかくなり、周囲の人々の態度も優しく変わったのです。
自己統合が進むと、「生きづらさ」が消え、自分を信頼できるようになりました。
今では、どんなに小さなことでも「これでいい」と思えるようになり、結果的に物事がスムーズに進むようになりました。
ミスをしても、「あ、次に気をつければいい」と楽観的に考えられるように。
本来の自分と一致することで、こんなにも心が自由になれるとは思いもしませんでした。

4.あなたへ——「愛して、許す」と決めてみる
もし、あなたが自己否定で苦しんでいるなら、試してみてほしいことがあります。
「私は、ありのままの自分を愛して、許します。」
そう唱えてみるだけでいいのです。
完璧でなくても、失敗しても、あなたの価値は変わりません。
本来の自分と一致すると、人生は驚くほど軽やかになります。
あなたも、自分を愛して、許してあげてくださいね。