ゆきよちゃん|心の手紙 〜「愛と調和」学び森からあなたへ〜

🌿 ゆきよちゃん 心の手紙 🌿 ここは、日々のあわただしさの中でふと立ち止まりたくなったあなたへ届ける、やさしい心の森です。 自然の声や感情のささやきに耳をすませながら、 “ほんとうのわたし”を思い出していく── そんな旅を、あなたと一緒に歩いていけたらうれしいです。

【心のシリーズ①】なぜ私たちは感情に蓋をしてしまうのか? 〜心を閉ざす社会のしくみ〜

はじめに

 

感じないようにしてきた私たち


「なんであの時、ちゃんと泣けなかったんだろう」

「本当は悔しかったのに、笑ってやり過ごした」


そんなふうに、自分の感情にふたをしてしまった経験、あなたにもありませんか?


現代を生きる私たちは、知らず知らずのうちに“感じること”より“我慢すること”を優先してしまう傾向があります。

 

それは決して個人の弱さや問題ではなく、私たちが生きてきた社会の中に、そうせざるを得なかった背景があるのかもしれません。


今回は、なぜ人は感情にふたをしてしまうのか、その理由を、社会的・心理的・個人的な視点から、やさしく紐解いていきたいと思います。

目次:

 

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社会の中で育まれる「感情を抑える文化」

 


日本では、感情をあまり表に出さないことが美徳とされる文化があります。

 

特に「ネガティブ」とされる感情――怒り、悲しみ、不安――は、見せると「弱い」「子どもっぽい」「面倒な人」と思われることさえあります。


● 感情=迷惑?


例えば、小さな子どもが泣いているとき、

 

「泣かないの!」「みっともないよ」と言われた経験がある人は多いのではないでしょうか。

このような言葉は無意識のうちに、「感情は迷惑をかけるもの」「抑えた方がいいもの」

という信念を私たちの中に植え付けていきます。


● 空気を読むという同調圧力


「自分の気持ちより、場の空気を読むことが大事」

という価値観が、私たちの中にはしっかりと根づいています。

 

それが悪いわけではありませんが、常に“周囲のために自分を抑える”という習慣が続くと、

次第に自分の感情がわからなくなってしまうことがあります。

子どもの頃の経験が残す“見えない癖”


感情を抑える習慣は、大人になってから突然身につくものではありません。

その多くは、子ども時代の体験によって知らず知らずのうちに染み込んでいるものです。


● 「泣くな!」と言われた記憶


たとえば、子どもの頃に強く「泣くな!」と叱られたり、感情を表現したときに「そんなこと言うんじゃない」とたしなめられたりした経験はないでしょうか?


また、「いい子でいなさい」「親の言うことを聞きなさい」と繰り返し言われて育つと、次第に「本音を出すことは良くないことだ」と学び、本当の気持ちを胸にしまう癖がついてしまいます。


● 我慢を“愛される条件”と誤解してしまう


本当は悲しいのに、泣くのを我慢する。

本当は怒っているのに、笑ってやり過ごす。

そんな小さな積み重ねが、「自分の感情は感じてはいけないもの」

 

という誤解に繋がってしまうこともあるのです。


そして大人になったとき、自分の感情に気づきにくくなったり、どう表現していいかわからなくなったりすることがあります。


もし、自分自身や身近な人にそうした傾向を感じることがあれば、無理に感情を抑え込もうとするのではなく、少しずつでも、自分の気持ちに気づいて、受け止めてあげることが大切なのかもしれませんね。

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心を守るための、無意識の防衛反応


感情を感じなくなるもう一つの理由は、過去に感じた「つらさ」や「傷つき」の記憶です。


● 感じたくなかった、あの痛み


本音を出したことで、否定された。泣いたら、馬鹿にされた。

 

怒ったら、怖い人だと思われた。


そんな体験があると、「もう二度とあんな思いはしたくない」と心が判断し、感情そのものをシャットアウトするようになります。


これは、私たちの心が“自分を守るため”にしていること。

 

とても自然な反応です。だからこそ、責める必要なんてありません。


● 感情の扱い方を、誰も教えてくれなかった


私たちは「勉強」や「マナー」は教わってきましたが、「自分の感情との向き合い方」は、ほとんど学んでこなかったのではないでしょうか?


・怒りが湧いたとき、どうしたらいいのか

・悲しみを感じたとき、どう向き合えばいいのか


その方法を知らなければ、感情に圧倒されるのが怖くて、見ないふりをしてしまうのも無理はありません。

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自分に価値があると思えない心の土台


人によっては、感情を感じることそのものが「自分には許されないこと」のように感じられることもあります。


● 自己肯定感の低さと感情の抑圧


「私なんて、感情を出す資格もない」

「わがままだと思われるから、本当の気持ちは言えない」


そんな思いを抱えている人にとって、感情を感じること自体が“罪悪感”や“恐れ”につながってしまいます。


自己否定の土台があると、喜びさえも素直に感じられないことがあります。 

 

笑っていても、心の中では「こんなに楽しくていいのかな」とブレーキがかかってしまうのです。


● 繊細すぎる心が感じすぎてしまうことも


逆に、感情を人一倍深く感じやすい「繊細な人(HSP)」の場合、あまりの強さに耐えきれず、無意識に心を麻痺させてしまうこともあります。


それは“感じないようにする”ことで、バランスを取っている状態。

 

でも、長く続けていると、感情だけでなく、生きる感覚そのものが鈍くなってしまうことがあります。

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おわりに

 

ふたをしていた感情は、心からの手紙

 


感情にふたをすることは、心が精一杯守ろうとしてくれた証。

 

だから、それ自体を否定する必要はまったくありません。


でももし今、「何かが物足りない」「自分の心がわからない」と感じているなら――

それは、心が静かに「気づいてほしい」と伝えているサインなのかもしれません。


感情は、あなたの心からの手紙です。

 

開いてみるのが怖い日もあるかもしれませんが、その手紙の中には、あなたが本当に大切にしている“何か”が必ずあります。


次回は、「感情の奥にある“心の声”とは何か?」について、さらに優しく、深く、探っていきます。


あなたがあなた自身と、少しずつつながっていけますように。

 YouTube:ゆきよちゃんでは心を穏やかにするヒントをお届けしています。

過去のグログと併せてご覧ください。

 

それでは、今日も「愛と感謝と調和」のもと生きとし生ける全てのものが心穏やかで幸せでありますように!

 

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